茶道具卍 笹葉茶杓 ささのはちゃしゃく 写し 共筒

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茶道具 笹葉茶杓(ささのはちゃしゃく)写し (共筒)です。 この茶杓の本歌は唐宋の茶匙であろうと推察されています。 足利義政の作として伝えられる「笹葉」茶杓、随一のものであります。 節上は銘の示す「笹葉」の形をかたどって節から湾曲しており、鋭く薄い露、大名好みの追筒です。 筒は四方面取りに皮を残し、メ印は彫込み、「笹葉」の文字は銀蒔絵が施されています。 八代将軍、足利義政は「政治的手腕に不足していた」と言われているようですが、他方、文化史上には輝ける存在で、日野富子に室町幕府の実権を委ねた後は東山に隠棲して能阿弥・芸阿弥・相阿弥の三阿弥を侍らせ風雅の余生を送りました。 三阿弥に命じて名器の収集と鑑賞に耽り、茶の湯の世界を次のステージへと導いたのです。 竹の茶杓が使われるようになる前は、象牙の薬匙などが茶杓として使われていました。 象牙の茶杓は、薬匙として使われていたものが茶の湯で転用されたものですが、そもそも昔はお茶自体が薬として珍重されていたのです。 象牙の薬匙の形として、芋茶杓が知られています。 掬う部分が笹の葉状で、末端に薬をすり潰す小球が付いています。 象牙の茶杓の形の変遷としては、芋茶杓から珠徳形となり、更に、利休形となって今に伝わっています。 豪華な箱や大名好みの追筒など、付属品を多数持つ品ですが、三井総本家、根津家、井上侯爵家と、三つ存在します。 茶杓研究家の高原杓庵先生は「いずれも義政実作とするのはどうかと思うが、これはこれで、東山時代の茶は、かくもあろうかと想像できるものである」と、ファジーな判定を下しておられる、とのこと。 長い年月を「義政作」と伝えてきたその事実を重く見る伝統、そして茶の湯には「伝」という便利な言葉があります。 最初は一つだったものが、格式のある大名道具として熱望される程の(おそらく断り切れない)需要があり、写しが作られたようですね。 何事も夢まぼろしと思い知る 身には憂いも喜びも無し (足利義政、辞世の句)
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ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##工芸品
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Update Time:2025-04-08 15:11:24

茶道具卍 笹葉茶杓 ささのはちゃしゃく 写し 共筒

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